サンシンを通して一つになる日
3月4日の「サン、シ」の語呂合わせで「サンシンの日」と呼び、当日の正午から一時間おきの時報に合わせ、県内で一斉に「かぎやで風」を演奏します。
各地でサンシンの日にちなんだイベントも行われ、民謡スナックや民謡クラブでも客同士がひとつになり島唄の調べに酔いしれます。
また、日本各地の沖縄料理店やサンシン教室、ライブハウスなどでも沖縄好きが集まりサンシンを演奏するという独自のイベントも催されています。
サンシンの日がはじまったきっかけはラジオパーソナリティーの上原 直彦氏(前琉球放送ラジオ放送部局長)が終戦記念日に高校球児が黙祷を捧げている姿を見て、宗教を超えて全員がひとつの思いで平和を祈る事に感銘し、「その思いをサンシンで再現できるのではないか、サンシンの良さを再認識し、受け継いで行こうという」発想から生まれました。
曲は祝いの時に欠かせない「かぎやで風」という古典音楽が選曲されました。
開始のタイミングは時報音の「ピッピッピー」の最後の音がサンシンの調弦C調と同じことから最後の音にあわせて「かぎやで風」をスタートするとされています。
メイン会場となる読谷村の読谷文化センター鳳ホールでは野村流音楽協会や琉球民謡協会、野村流古典音楽保存会など流派、会派を超えた共演が行われ、民謡好きにはたまらないイベントとなっています。
また、初心者でも自らサンシンを持参する事によって、会場に掲げられた大きな「工工四」(クンクンシーと呼ばれるサンシンの楽譜)を見ながら演奏する事ができます。
サンシンの日が正式にスタートしたのは平成5年の3月4日に琉球放送で「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」と提唱し、平成17年に「サンシンの日」として商標登録されました。
「ゆかる日」とは「縁起のいい日、めでたい日」を意味し、「まさる日」は、「優る日、勝る日」を意味しています。
サンシンの日は現在、日本をはじめ世界でも広がりを見せ、サンシンを通した壮大な音楽の輪が広がっています。
