沖縄を支える観光産業

日本にはいにしえの歴史を語る古都、京都や奈良、避暑地として名高い信州の軽井沢、広大な台地と自然が美しい北海道など数々の観光地があります。
中でも沖縄は本土復帰以降、続々と観光客が訪れるようになり、2000年代に入り、急激に来沖する方が増加しました。
沖縄の魅力はやはり美しい海と自然や、王朝時代を物語る遺跡や伝統があり、本土とは異なる異質の文化が最大の魅力となっています。
沖縄県を訪れる観光客の数は1970年初頭はおおよそ45万人程でしたが「沖縄国際海洋博覧会」が開催された1975年は156万人の方が沖縄を訪れました。
その後も増加傾向は続き、2000年に沖縄の名護で開催された「主要国首脳会議」も行われ、世界中から注目を浴び、大きな経済効果を発揮しました。2008年には観光客の数が600万人を超え過去最高の入客を記録しました。
それにともないあらゆる観光業も業績を伸ばし、2008年に観光客が沖縄で使用したお金は一人当たり72000円余りで、総額4364億6200万円となり沖縄を支える大きな産業となっています。

沖縄のあらゆる観光産業

1980年代から本島中北部を中心にリゾートホテルが増え始め、その後、1990年代には那覇や離島にも建設が始まりました。
ホテル運営にともないコンシェルジュ、レストラン従業員、マリンスポーツ関係や清掃業者、クリーニング業などあらゆる業種が関わり、沖縄の雇用促進の大きな役割を担っています。

また、沖縄には世界遺産の首里城をはじめ勝連城跡、今帰仁城跡、中城城跡など琉球王朝時代を偲ぶ城跡や万座毛、辺戸岬、喜屋武岬などの観光名所があり、旅行会社の沖縄観光の企画にも取り入れられ、観光客を誘致するポイントともなっています。

海に関わるレジャー産業ではスキューバダイビングやシュノーケリング、ウインドサーフィンやパラセーリングなどがあります。
さらに、冬から春にかけて沖縄近海に回遊してくる鯨を見学する「ホエールウォッチング」も企画され、それらすべては沖縄観光産業の要素のひとつともいえます。

観光品としても特徴的な品々があり、特産の泡盛やオリオンビール、沖縄の食文化を反映した土産物、また、紅型や芭蕉布などの染め織物、壷屋焼やガラス工芸などの伝統工芸品があり、それらも観光産業の一角を担っています。

沖縄には観光サービスのスペシャリストを養成する大学の観光産業学科やリゾート観光を中心とした専門学校があり、ホテルマンとしての知識や旅行関連の専門者を養成したり、マリンスポーツなどの観光リゾート産業の体育理論などを学び専門家とする、ウェルネスデザイナーやキャンプインストラクターを養成する学科があります。
これらの教育は今後の沖縄産業を発展させる担い手を築き上げることが期待されています。

 

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