農業

沖縄には南国特有の「ゴーヤー」や「パパイヤ」「マンゴー」といった農産物があり、地元の産業のひとつとなっています。
特に盛んな「サトウキビ」の栽培面積は県全体の畑の約半分を占め、サトウキビを中心とした農家も県全体の70パーセントにもなります。

沖縄の農業の歴史は琉球王朝時代以前から栽培されていた「島菜」(シマナ)や「パパイヤ」「へちま」などがあったとされ「カンショ」(いも)が中国から伝わったことにより転機をむかえることになりました。
カンショは南国特有の暑さや少雨などの天候不良にも強く、不作の時でも人々の主食となった作物で、太平洋戦争後もしばらく家庭の主食とされていました。
1960年以降からはサトウキビやパイナップル栽培も盛んとなり、沖縄の農産業の中心となりました。
現在は「沖縄ブーム」もありゴーヤーやマンゴーなどを栽培する農家も増え、「菊」や「ラン」といった花の生産も盛んになりました。県外へも沖縄産の農産物も多く出荷されています。

農業を営む上で基本となる「土」ですが、沖縄には特徴的な土があり、大きく3つに分類されています。

「国頭(くにがみ)マージ」と呼ばれる土はサトウキビ、パイナップル、果物、花の栽培などに使用され主に本島中部や離島の一部で栽培されています。

「島尻(しまじり)マージ」と呼ばれる土はサトウキビや野菜類、花の栽培に使用され本島の本部(もとぶ)、読谷(よみたん)、糸満(いとまん)、宮古島などで使用されています。

「ジャーガルマージ」と呼ばれる土は本島中南部で使用され、サトウキビや野菜類、花の栽培に使用されます。

漁業

沖縄の漁業は亜熱帯の気候から本土とは異なる漁業があり、代表的な漁業に「パヤオ」と呼ばれる漁法があります。パヤオとは「ウキ漁礁」と呼ばれ、沖縄近海の千メートル以上の海域に設置し、ウキの下に伸びたロープに住み着く藻などの海藻に小魚が集まり、それを食用とするカツオや大型の鮪、シイラ、カジキなどが回遊してくるのをはえ縄で捕らえる漁法です。それを「はえ縄漁業」と呼んでいます。
現在、沖縄近海には100基程のパヤオがあり、沖縄の漁業を支える漁法となっています。
それ以外には擬餌針をつけた釣糸を漁船によってひき合う「ひき縄漁業」や擬餌針をつけた浮きにを海面からつるして行う「旗流し漁業」また、直接もり等で突き刺す「刺突漁業」の4つの漁業があります。

沖縄の漁業のひとつに養殖があります。中でもモズクの養殖は特に盛んで、全国生産の約90%を占めています。
最近では人気の「海ぶどう」の養殖も盛んに行われ、県外へも広く出荷されています。
それ以外にも沖縄近海に生息する「ミーバイ」(ハタ)や「タマン」(ハマフエフキ)の養殖やまた「真鯛」や「車海老」「シャコ貝」といった養殖も行われています。

 

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