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沖縄特有の宗教観

沖縄には古来より琉球神道と呼ばれる独自の宗教があり、「ニライカナイ」を基本とし神社の変わりに自然の聖域として御嶽(うたき)を拝所として設けていました。
それを「ニライカナイ信仰、御嶽信仰」と呼んでいます。
現在でも多くの家庭には琉球神道を由来とする沖縄独特の仏壇があり、祖先を守護神として崇める「祖先崇拝」が残っています。
その仏壇には代々の祖先の名前が刻まれており沖縄では「トートーメー」といいます。トートーメーの仏前に手を合わせ拝む事を「ウートートー」(御尊う)といいます。

琉球神道には経典や教義は存在せず、神々と交流する事ができるとされる「ノロ」と呼ばれる女司祭が神から与えられた指針により告げられるとされています

南城市にはユネスコの世界遺産に登録された斎場御嶽(セーファーウタキ)があり、御嶽の三庫理(さんぐぅい)から、神々が住む神聖な島といわれる久高島を望む事ができます。
その久高島には12年に1度行われる「イザイホー」と呼ばれる祭事があり、30歳以上の既婚女性が神女(神職者)となるための就任儀礼を行います。
巫女集団は、久高家と外間(ほかま)家の2つからなり、それぞれに最高位のノロが存在しています。

1966年、1978年のイザイホーには、多くの民俗学者、取材陣が訪れましたが、島の過疎化などから1978年を最後に行われておらず、存続が危惧されています。

このように琉球神道には「ノロ」の存在が大きくかかわっていますが、「ノロ」が公的な神事、祭事を司るのに対して、一般庶民のさまざまな災いの根源を霊的にアドバイスする「ユタ」と呼ばれる存在があり、こちらもノロ同様、多くは女性が受け持っていますが、男性の「ユタ」も存在しています。

昔から沖縄では「マブヤー」(魂)が体を司っているとされ、事故やびっくりした事により「マブヤーが抜けた」などといいます。
マブヤーが抜けると病気や災難が起こるとされるため、ユタのアドバイスによりその現場に赴き「マブヤークミ」(魂を再び体に戻す)儀式を行ったりします。

 

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